何としても3号炉の稼働を阻止したい
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9月2日:第1回口頭弁論

 

 

12時に、公判を前にしての集会。約70名原告・サポーターが参加。

 訴訟の会の共同代表の井口隆史さん(写真左)と新田ひとみさん(写真中)が挨拶。
「これから、長い闘いになるかもしれないが、何としても3号機の運転を阻止していこう」というと決意表明。
 水野彰子弁護士(写真右)からこの間の経緯・本日の予定などの説明。


井口さん新田さん水野さん

 

 

1時に裁判所へむかう。傍聴券を求めての抽選が行われるため。

現在、裁判所の建物は「改装中」で、仮庁舎内の狭い部屋で口頭弁論は行われた。そのために法廷に入ることのできる原告数は20名余り。(原告代理人である弁護士も含む)。傍聴席も40人程度の収容数(報道陣、被告側も含む)。

傍聴券01傍聴券02傍聴券03傍聴券04

 

2時から、口頭弁論。法廷に入ることのできない原告・サポーターは別室で別途集会。

原告側の意見陳述。

 原告団長である井口氏が「若いときから松江市に住んできたものとして、島根原発の存在が自分や子ども達のふるさとを脅かしているという思いともにフクシマの現実を目の当たりにすると、原発の「廃炉」という選択肢しかあり得ないのではないか」
 次に、「訴訟の会」の鳥取側の共同代表である新田氏
「これまで、島根原発で事故が起きても鳥取県(境港市、米子市)までには影響が及ばないということになっていた。そのこともあり原発の問題を自分自身の身近な問題としてとらえてはいなかったが、3.11以後、いったん事故が起これば、まさに地元であることを思い知らされ、原発の問題に向き合わざるを得なくなった。」
 その後、原告代理人(妻波俊一郎弁護士安田寿朗弁護士)の陳述。
「原発という技術は、まだまだ不完全なもののままのものであること。また、司法が、これまで原発問題で果たしてきた役割、これから果たすべき役割等」述べる。

(意見陳述の全文は、こちら

 

 その後、今後の裁判の論点、予定等を被告(国・中電)と議論。
国・中電は、公判期日の1週間に答弁書を出し(3ヶ月も前に我々が訴状を出しているのにもかかわらず)国は、原告適格の問題・国として運転停止の「義務づけ」にに関する法的問題など、入口論に終始するのみ。
中電は、我々の訴状での主張に対しその認否を表明するのみで、中電としての主張は見られず。当日の公判で、今後の反論予定をただすと、「新規制基準にまつわる問題以外は反論するつもりはない」と開き直る。


その後、記者会見と原告団・サポーター集会

原告団集会01原告団集会02原告団集会03

 


 私たちは、この裁判で、3.11以後、崩壊した安全神話や、明るみになった様々な問題を裁判(公の)の場で議論し、それに伴う必要な資料を出させ、専門家の意見を聴き(証人申請等)、原発に関する様々な問題点を事実として確定させていきたいと思っている。
やっと第二歩(提訴&第1回口頭弁論)まで踏み出した段階だが、原告・サポーターとともに裁判所の内外で、大きなうねりをつくっていき、3号機の稼働を何としても阻止し、私たちの目の黒いうちに原発のない社会を実現したいたいとの思いでいっぱいである。

 

(国・中国電力の答弁書等はこちらの[ダウンロード]ページに)