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【問題2】中国電力が島根原子力館の前庭に建てた「誓いの鐘」 |
いったいなにを誓っているのかというと、
2010年3月に発覚し、500件以上もの大量の点検もれが放置されていた前代未聞の問題で、2度とこんなことをしませんと反省したことの証として設置されたもの。
「安全と品質の確保を最優先に、業務の確実な遂行とわかりやすい情報発信に努め安心いただける発電所にすることを誓います」と書かれている。保安院による事実上の原発停止命令によほど堪えたのだろう。
館内には忘れないようにと「風化防止展示コーナー」が設置されていた。この問題の最終報告書を経済産業大臣に報告した6月3日を「原子力安全の日」としている。
しかし、本当に、安全を最優先するなら、こんなもの建てる前に、あらためて活断層を安全側に立って評価すべきだし、津波以前に地震による配管破断の可能性が指摘されるフクシマの原発事故の原因が解明されるまで、2号機は停止すべきだ。
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解答の文章は、さよなら島根原発ネットワーク会員さんによるものです。
問題の写真もその方の撮影によるものです。
なお、この会員さんは、この日、松江駅から島根原発横の原子力館まで歩いて行かれたそうです。(「わずか10キロ圏内ですから」)
以下、その紀行文です。 |
島根原発を見たことがなかった新参者の私でしたのでネットワーク会員になったからにはと9月11日松江でのパレードの前に島根原子力館に行ってきました。
途中の鹿島中学校は原発が裏山にあるといった至近距離にあり、明らかに原発交付金で建てられたと思われる温水プール付の整備された公園や野球場を横目でみながら、原子力館にたどりつきました。
原子力館はフクシマ原発事後も、子供に日には例年どうり、幼稚園児をよび「こいのぼりまつり」を開催するなど子供たちにも原発の必要性と安全性をPRし続けています。当日も、観光バスの団体や家族づれが来ていました。館内には通常の展示の他、保安院にいわれた津波対策とあわせ、2010年の大量点検漏れで保安院から事実上の停止命令を受けたことを忘れないための「風化防止コーナー」が設けられていました。最終報告書を経産省の提出した6月3日を「原子力安全の日」とし
前庭に「誓いの鐘」が設置されているには笑ってしまいました。安全を最優先、情報を公開とかかれていますが、住民への誓いというよりもう2度とヘマはやりませんという保安院への誓いに見えます。原発の増設がゆるされる状況ではないにも関わらず、改良沸騰沸騰水型原子炉3号機が安全性を高めたとしてPRされていました。1号機着工時、ヘルメット姿で笑う櫻内社長のおぞましい写真も掲示されていました。
2階の展望台からは日本海を背にした1号機、2号機が見えます。第二のフクシマが起きるまえに停止させなければと改めて思わずいはいられません。
島根原発を廃炉に!島根原子力館を、島根原発廃炉記念館に!
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ウソのような本当の話 |
なお上記の点検漏れに関して、中国電力は以下のような「反省」の弁を述べている
(2011年7月20日に開かれた鳥取県境港市での市民向けに開かれた「原子力防災研修会」でのこと) |
(市民からの質問)
もう「点検漏れ」のようなことは起こらないのか? |
(中国電力からの講師による回答) |
もうそのようなことは起こらない。
なぜなら、先だっての点検漏れ問題が起きた原因は、そもそもその箇所は、定期点検で正式に定められたものではなく、当社が自主的に定めたものであり、それが厳しすぎ実状に合わなかったことによる。実状に合うように、規定を改正した(ゆるめた)。 |
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